ゴミ屋敷を自力で片付ける最適な手順とは?

自宅のゴミ屋敷化に悩んでいる……でも、業者に依頼するのはちょっと……という場合、方法は自力で片付けるしかありません。

では、どこからどう手を付けていけばいいのか。ここではゴミ屋敷を自力で片付ける為の手順と方法について解説していきます。

まずはゴミ屋敷のレベルをチェック

一口にゴミ屋敷と言っても、実は人によってそのレベルはバラバラです。少し散らかっているだけでもゴミ屋敷・汚部屋と言う人もいれば、誰がどう見てもゴミ屋敷なのにそれを認めない人もいたり。ただし、実際にゴミ屋敷の業者の方から聞いた、『自力で片付けることが出来るレベル』は上記の画像の程度まで、です。

物は溢れている、整理整頓も出来ていない、日常ゴミ(生ごみ等含む)も散乱している。でも、床が一部見えている。これならば、まだ自力脱出の可能性はあります。なぜなら、ゴミをまとめるスペースが作れるからです。

では、画像以上に酷い状態の場合はどうすれば良いか。それはもう素直にプロのゴミ屋敷清掃業者に一刻も早く片付けを頼みましょう。勿論お金はかかってしまいます。女性なら恥ずかしい・他人をとても家に入れられない、そう思うかもしれません。しかし、アメリカのNetflixで大ブレイクしている“こんまり”さん(近藤麻理恵さん)が言うように、片付け術はメンタルが9割です。床が見えないレベルのゴミ屋敷を作り上げてしう方と言うのは、もはや精神面の問題が大きく自力での脱出は無理です。

そして、今が一番キレイな状態だと認識しましょう。これ以上良くなることはない、と割り切って、今この瞬間からゴミ屋敷の片付け業者を探して下さい。探して、業者を頼る事、それが何よりの“自力での片付け方法”で良いと思います。

自力片付けの本題に入る前に、まずはその事をお伝えしておきます。

ゴミ屋敷を自力で片付ける手順 準備編

ゴミ屋敷を何とか自力で片付けたい!という方は、まずは準備から。以下の道具を揃えましょう。勿論、全て必ずしも必要ではありませんので、状況に応じて判断して下さい。

  • 90Lサイズの大ゴミ袋
  • 手袋
  • マスク
  • 害虫駆除用散布剤
  • ゴミ箱
  • 軽トラ等ゴミを運べる自動車

一つずつ説明していきます。

何はともあれゴミ袋

まずは何と言っても欠かせないのがコンビニや100均などで買えるゴミ袋です。燃えるゴミ、燃えないゴミ、ビン、缶、ペットボトル、衣類等々、何にでも使える万能アイテムで、これが無ければ片付けは始まりません。余っても後々必ず使える物ですので、かなり多めに用意しましょう。

手袋とマスクで自分を守ろう

こちらもコンビニや100均で買える安い物で構いません。とにかく自力片付けで大切なのは、自分のモチベーション・メンタルを強く持ち続けることですが、ゴミ屋敷の場合どんなゴミが出てくるか分かりません。触りたくないような生ごみ・腐乱した食品・汚物など、悪臭やイヤな手の感触でメンタルが下がらないよう、しっかり自分を守って片付けをしましょう。

害虫駆除には散布用がベスト、スプレー等は使い方に注意

生ごみなどでゴキブリやコバエなどの害虫が発生しているようなケースでは、駆除用の散布剤を予め使ってから掃除に取り掛かりましょう。この時使うのは『くん煙剤』『くん蒸剤』と呼ばれるような、使用したら一定時間放置して部屋中に充満するようなタイプの物がベストです。

スプレーの場合、噴射したら見えないところから大量に湧き出てきて、一気に地獄絵図になった、なんてことも少なくありません。スプレータイプの物はあくまでも補助的に使う物、と覚えておきましょう。

ゴミ箱も必須アイテム

1日で全ての掃除が完了するならば、ゴミ箱はどちらかと言うと片付けた後に大切になるアイテムです。ただ、どうしても1日では終わりそうもないゴミ屋敷では、片付けている最中も活躍します。

まずは、各自治体の分別方法に合わせた数だけゴミ箱を用意して下さい。可燃・不燃・瓶缶・ペットボトルと分かれているならば4種類は最低でも用意します。その上で、片付けている最中に生活の中で新しく出たゴミをゴミ箱に入れる。元からあるゴミは入れない、という形で整理すると、片付けがしやすくなります。

ゴミを運ぶ軽トラ・自動車

片付けている最中に出た不用品・粗大ごみなどを運ぶのにも大活躍するのが自動車ですが、覚えておいて頂きたいポイントはそこではなく、『日常ゴミを回収センターに持っていく為』です。

通常、どの自治体でもゴミを出せる日が決まっている為、いざ時間を取ってゴミ屋敷を片付けようとしても、ゴミが出せなくて結局片付かない、というのはよくあるパターンです。ところが、各自治体のゴミ処理センターは、持ち込みであれば、可燃・不燃・瓶・缶・ペットボトル等、どんなゴミでも出すことが出来るのです。多くの自治体では事前の受付が必須で平日のみの回収となっているところが多いのですが、車を使って日常ゴミをまとめて捨てられる持ち込み制度を利用すると、ゴミ屋敷の片付けはグンとはかどります。

ゴミ屋敷を自力で片付ける手順1.まずは害虫駆除

ゴキブリやダニ、コバエなど、害虫の種類によって効き目のある駆除剤は異なりますが、くん煙剤・くん蒸剤と呼ばれる、一定時間放置するタイプを使って、まずは室内の害虫を徹底的に駆除しましょう。これをやっておかないと、ゴミを出そうと積んであるゴミを取ったら逃げ惑う大量のゴキブリが……!!なんて地獄絵図が展開されます。

害虫がそれほどいないようなら、この手順は飛ばしても大丈夫です。

ゴミ屋敷を自力で片付ける手順2.とにかくゴミ袋に捨てる

害虫駆除が済んだら早速片付けていく手順です。まず最初にやるべきは日常ゴミを徹底的に排除する事です。燃えるゴミ、燃えないゴミ、瓶、缶、ペットボトルの5種類(+地域によってプラゴミ)に分別して、とにかく目についた物を片っ端からゴミ袋に突っ込んでいきます。この時のポイントは以下の2点

分別が分からない物は一旦放置

片付けていると、『これは燃えないゴミ?それともプラゴミ?』というようにどう分別していいか分からない物も出てくるかと思います。そういったゴミはとにかく一旦放置して下さい。まずは、ハッキリ・確実に捨てられる物から徹底的に排除して、少しでも部屋の中にスペースを確保していきます。

片付ける部屋は玄関に近いところから

家中ゴミだらけになっている場合には、まずは玄関に近いところから片付けを始めましょう。と言うのも、ゴミ屋敷自力片付けの最初のステップである『とにかく捨てる』を実行する為には、玄関の出入りだけは快適に保たなければならないからです。また、回収センターへの持ち込みも不可能、ゴミ捨て日じゃないから捨てられない、という状況の時には、一時的なゴミ置き場を確保しなければなりません。その時に部屋の奥にゴミを置いてしまうと、そのまま放置したり捨てるのを忘れてしまいがちです。一時的なゴミ保管場所の理想は玄関。家の出入りがある時に必ずゴミが目につく場所に置き、出し忘れを防ぎましょう。

※ゴミ屋敷の片付け業者に依頼する場合でも、ゴミ袋を使って分別するところまでを徹底的にやっておけば、その分業者側の手間・時間が省ける為、費用が安くすみます。まとめたゴミの処分が自力では難しい場合、そこまで事前にやっておいて最終的なゴミの処分は業者に依頼する、というのも一つの方法です。

ゴミ屋敷を自力で片付ける手順3.分別種類別のゴミ箱を設置

日常ゴミをある程度整理してスペースを確保したら、次にやってもらいたいのが分別方法に合わせたゴミ箱の設置です。ゴミ箱はなるべく大き目の物が良いでしょう。

そして、ここからが大事なポイントですが、ゴミ箱は『設置してから新たに出たゴミ用に使うこと』です。既存のゴミに新しく設置したゴミ箱を使ってしまうと一気にパンパンになってしまって意味がありません。

片付けに一所懸命取り組んでいれば、お腹もすくし喉も乾くでしょう。そういう時にコンビニ弁当やペットボトルなどの新しいゴミが必ず出ます。それをゴミ箱に捨てるのです。

これは、今以上に部屋にゴミを増やさないようにすることと、ゴミをゴミ箱に捨てる習慣を付ける為に行います。

ゴミ屋敷を作ってしまう人の多くが、このゴミをゴミ箱に捨てる、という行為を面倒くさがってその辺に放置してしまうところからゴミ屋敷化の一歩目がスタートしています。ゴミはゴミ箱に、という当たり前の習慣を片付けと同時に身につけていきましょう。

ゴミ屋敷を自力で片付ける手順4.ゴミの仕分け

明らかにゴミと分かる物の処分・分別が終わったら、次は保留していた物品の片付けですが、この時家具などの大物は後回しにして下さい。小さい物から仕分けていきますが、方法は以下の手順で行うことをオススメします。

仕分けはシンプルな2択が基本

  1. 日常ゴミとして捨てられなかった・分別が分からなかった物を一箇所に集める
  2. 『捨てる』・『捨てない』の2種類に分けていく。迷ったら『捨てない』でOK。出来る限り悩まないのが大切です
  3. 『捨てる』に分類した物を一箇所に集めて仕分ける。各自治体のHPを参照しながら正しい分別ごとにゴミ袋にまとめる

まずは上記の方法で、捨てる物の分別を仕分けていきましょう。例えばビニール傘などは、骨組みは燃えないゴミ、貼ってあるビニールはプラゴミ、といったように物によっては分解する必要があったりします。それらは各自治体によって捨て方が違うので、大阪府の市区町村公式HPにてご確認下さい。

『捨てる』と決めた物の分別が終わったら、決められた曜日に捨てるのを忘れないよう、玄関に近いところにまとめて置いておきましょう。

『捨てない』をもう一度2択で分ける

では次に、『捨てない』で残った方を仕分けますが、この時は以下の手順で仕分けていきます。

  1. 『絶対に必要』と『使うか分からない』の2択で仕分ける
  2. 『絶対に必要』な物たちを整理整頓して片付ける。
  3. 『使うか分からない』物たちは、一箇所にまとめて片付けておく

この際に残っている物品は、洋服や家電、趣味の物など、色々なパターンがありますが、とりあえず『捨てない』とした物も、必ず必要な物と、使うか分からない迷う物との2択で分けていきます。

仕分けが終わったら、絶対に必要な物から片付けます。洋服なら畳んでタンスや収納へ、家電なら使うであろう場所の近辺へ、それぞれ置き場所をしっかり決めて、整理整頓していきます。

そうすると『使うか分からないけど捨てられない』物が最後に残ります。

迷って保管する物は期限を区切る

そうして残った『迷う系』の物は、一つにまとめて収納に入れておきます。本来であれば『あると便利は無くても平気』『いつか使うは使わない』という言葉もあるように、迷う物というのは、そのほとんどが大して必要のない、捨ててもよい物だったりします。

出来る限り捨てるのが望ましいのですが、どうしても保留したい物については、まとめた上で期限を区切りましょう。

今すぐスマホのアラ-ムをセットして下さい。カレンダーがあれば書き込んでもいいです。期間は皆さん次第ですが、1ヶ月後でも、半年後でも、セットしたアラームが鳴った時に、『迷って捨てなかった物』を一度も使っていなければ、それはあなたにとって必要のない物です。

そのアラームが鳴った日に、もう一度まとめて収納に入れておいた物たちを引っ張り出し、『捨てる』『捨てない』の2択で分けましょう。きっと、最初とは違った『捨てても良い物』が見えているはずです。

それを繰り返していくことで、部屋からとにかく物を無くしていくのが、ゴミ屋敷からの一時的ではない自力での脱出に欠かせない継続性に繋がります。

ゴミ屋敷を自力で片付ける手順5.粗大ゴミは最後の仕事

日常ゴミ、捨てるか捨てないか迷ったこまごまとした物品類、これらの片付けが完了して、初めて粗大ごみに手をつけましょう。

粗大ごみの捨て方は自治体によって異なりますが、多くがまずは自治体の回収受付に連絡をし、コンビニ等で粗大ごみシールを購入して貼った上で、決められた日に所定の場所へ出す、という形です。

大きな家具等は、一人では運べない物もありますし、手伝ってもらう人が必要ですが、そもそもゴミ屋敷状態では、友人・家族などを部屋にあげられませんよね。ですので、粗大ごみは最後にまとめて、という形が基本です。

ゴミ屋敷の片付けを自力でやる方法 まとめ

以上が基本となるゴミ屋敷の片付け方です。どれも、自身のやる気次第で何とかなる、誰でも出来る方法と言えます。それでもどうしてもやる気が出ない、途中で投げ出してしまいそうになる、という方は、是非とも下記記事も見てみて下さい。

ゴミ屋敷を自力で片付けられない人に贈る16個の魔法の言葉

掃除をやる気にさせてくれるメッセージが込められています。

そして、それでもどうにもならなかった、日常ゴミまでは退治できたけど処分費がかかるゴミが多すぎて捨てきれない、といった場合には、一部分だけプロの手を借りるのも一つの手です。

当サイトのトップページでは、大阪でオススメのゴミ屋敷片付け業者をご紹介していますが、ご自身の状況に合わせて、無理をしない、やりやすい方法を選んでくださいね。