ヒカキンの動画から見える5つのゴミ屋敷化の法則

今やYoutubeだけでなくテレビの世界にも進出し、老若男女を問わない大人気Youtuberのヒカキンさんが、2019年の1月30日に『3年ぶりに引っ越します。今の家がゴミ屋敷なので全部見せますw』という動画をアップしました。

え?ヒカキンさんクラスになれば、いくらでも家政婦とかに頼んで掃除できるのに……と思った方も少なくないのでは?

実際の動画を見れば分かる通り、ゴミ屋敷と言っても、本当の意味での凄惨さを漂わすようなゴミ屋敷とはかけ離れています。職業柄どうしても物が増える中で、3LDKという豪邸(?)が圧迫されてきた、というのが真相。日常的なゴミは特にないので、ゴミ屋敷というのもあくまで自称です。

ただ、この動画から、人はなぜゴミ屋敷を作ってしまうのか、という根本的な問題が見えてきます。

ゴミ屋敷は“物”が作り上げる

まずこれ以上ない基本的なこととして、物が増えるからゴミ屋敷になる、という当たり前の構図があります。

ヒカキンさんは、Youtubeに動画をアップロードすることを生業としていて、今でこそ少し投稿するペースを落としているものの、長年に渡って毎日更新を続けていました。

日々、動画のネタになることを探し続ける中、様々なアイテムを活かした動画はヒカキンさんに限らずYoutuberにとっては欠かせないコンテンツです。その結果、使うどころか処分も追いつかないペースで物がたまっていってしまったのでしょう。

“捨てられない”がゴミ屋敷を作る

ヒカキンさんが動画の中でこう言っていました。

『どっちかって言うと ゴミは全然なくて 大切な物だらけなのに ゴミ屋敷くらい物だらけになってきたんですよ!』

これもゴミ屋敷化するよくあるパターンです。ヒカキンさんの場合は、本当に自分が良いと思って買っているアイテムでしょうし、実際に価値がある物も多いのでしょう。とは言え、一般の人とは購入ペースが全く違う以上、全てのアイテムを日常生活で使い続けられるわけがありません。

それを捨てないとなれば、物が溢れてゴミ屋敷化するのも当然の成り行きなのです。

“仕分けが出来ない”からゴミ屋敷になる

ヒカキンさんは動画の後半で、今の家に引っ越してきてから一度も開けていないダンボールがある、と告白していて、それが潤沢な広さのある1室をただの倉庫にしてしまい、ゴミ屋敷化する発端を作ってしまっています。

3年間全く使わなかった物というのは本当に必要な物でしょうか?

断捨離の考え方の一つに、『〇ヶ月使わなかったら捨てるルールを作る』というやり方がありますが、これと全く逆の行動をしてしまっているわけですね。

勿論、中身は実は本当に大切な思い出の品などで、絶対に捨てない物なのかもしれません。しかし、本当に大切な物ならば3年以上も放置プレイすることがあるのでしょうか……。

必要な物と捨てるべき物の仕分けをしなければ、結局“捨てられないが終わらない”のです。

“忙しすぎる”がゴミ屋敷になる

以前、NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』の中でヒカキンさんの多忙さが語られていました。一度でもやったことがある方なら分かるかと思いますが、動画編集は専門のソフトを使ってもとにかく時間と根気がいる作業です。

それに加えてネタを考える時間、ネタになるアイテムを買う時間……毎日の動画アップに追われている生活は、多忙の一言に尽きました(今はチーム化されているそうです)。

時には、朝まで作業が終わらない日もあるなど、とにかく時間が無い生活をしていると、物を捨てるという行為は後回しになりがちです。

ヒカキンさんの場合は、日常ゴミだけはしっかり捨てていたようで、これはゴミ出しの時間に在宅できるYoutuberという自由な働き方のお陰でもありますが、もしもこれが外で仕事をしている人なら、日常ゴミを捨てるタイミング・時間すら無くなる場合も少なくありません。

“メンタル”不振がゴミ屋敷を作る

動画では茶化しているのでどこまで本気か分かりませんが……(笑)。家政婦とか雇えばいいじゃん?という問いに『え~、自分の家に知らない人あげるの、え~~……』と言っています。

また、その直前には『Youtuberって意外と(ゴミが多い)こういう人多い。見えるところだけ綺麗に、みたいなw』とも語っています。

そういった『人に見られたくない』という意識はゴミ屋敷化する人たちに共通している精神性で、そうなってしまう理由は様々あります。単なる羞恥心だけでなく、ADHDやセルフネグレクトなどの病気が原因のケースもあります。

様々な要因で、極端なメンタル不振に陥ってしまい、掃除する気力も無くなってしまうというパターンです。

ちなみに、Netflixを通じて今アメリカで大人気となっている片付け術の伝道師、“こんまり”こと近藤麻理恵さんですら、極端な重圧と疲労の中、撮影中に泣いてしまったことがあるそうです。海外で活躍されている方ですらこうなる時があるのですから、メンタルというのはそれほど脆く繊細なものなのでしょうし、片付けられない状態になってしまうのも仕方ないケースもあるのです。

ヒカキンさんを反面教師にゴミ屋敷化を食い止めよう

ヒカキンさんの場合、『家を片付けてキレイにしたい』という気持ちより『他人を家にあげてまで掃除しなくてもいいか』というだけの話でしょう。高価な物品も自宅内に多数ある方ですから盗難などのリスクもあります。ですから、家政婦を使わないのも分からなくはありません。

そして、ヒカキンさんが今回引っ越しをされるように、一気にゴミ屋敷を解消できるだけの財力があれば動画程度のゴミ屋敷は特に問題ないでしょう。引っ越しの際に、片付け業者とクリーニングの業者を入れればいいですし、捨てたくない物が溢れて仕方なければ新たに貸倉庫を借りて保管しておけばいいだけです。

ただ、一般の方が全員そうすることは出来ません。ゴミ屋敷を片付けるとなると、ヒカキンさんの動画レベルのゴミ屋敷であれば、10数万円は費用がかかるでしょう。これに日常ゴミが加わるような状態の場合、費用は一気に跳ね上がります。

人の振り見て我が振り直せではありませんが、今現在ゴミ屋敷化でお困りの方は、私の実体験も参考に是非ともゴミ屋敷化を食い止めて下さいね。

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